• エルチェ1-3バルセロナ
    得点者:ヤマル(6分)、ロドリゲス(29分)、フェラン(40分)、ラッシュフォード(72分)

    ラ・リーガ第22節、エルチェ戦。
    バルサは1-3で快勝した。

    だが、この試合をスコアだけで語るのは危険だ。
    なぜなら――

    5点、6点入っていても全くおかしくない試合内容だったからだ。

    総シュート30本、xG6.24。
    それでも3点止まり。

    これは「決定力不足」という単純な話ではない。
    今のバルサの“現在地”がハッキリ見えた90分だった。



    前半:完全支配。それでも「たった1点リード」

    開始6分、ヤマル。理想の立ち上がり。

    エルチェは守備時に引かず、マンツーマン気味に前から来た。
    だがバルサは、
    • 個人技術
    • 裏抜け
    • スペース侵入
    • 中盤の推進力

    これだけでいとも簡単にプレスを無効化する。

    ゴール前までは何度も到達する。
    なのに決まらない。

    そしてワンチャンスで失点。

    内容は圧倒、スコアは僅差。
    一番危険な試合展開だった。



    機能しまくった中盤3枚:デ・ヨング/オルモ/フェルミン

    この日の中盤はかなり面白い。

    3人とも共通しているのは、
    • 自分で運べる
    • 裏抜けが上手い
    • ライン間で受けられる
    • 推進力がある

    動きすぎる場面もあったが、
    その“動きすぎ”がエルチェ守備を完全に混乱させていた。

    特にデ・ヨング。
    • 1人でプレス回避
    • 縦パス連発
    • 自ら裏抜け
    • ライン間で受けて時間を作る

    今日の攻撃の心臓。文句なしにMVP級。



    ヤマルの状態が「好調期のそれ」

    ドリブルの緩急、ボールタッチ、逆を取り続ける感覚。
    明らかにコンディションが上がっている。

    そして今のヤマルは
    • 裏抜けを何度もする
    • 前プレのキレがある
    • ゴール前に顔を出す回数が増えている

    だから得点が生まれる。
    “怖いヤマル”が戻ってきている。



    それでも残る最大の課題「守備」

    エルチェ相手に、簡単に背後を取られる場面が複数回。

    この守備のまま強豪とやれば、確実に突かれる。
    • ラインを下げるのか
    • 人に強く付いていくのか
    • ハイライン以外の守備構築

    ここは昨季からの継続課題。



    シーズンの流れが昨季と真逆

    昨季:前半絶好調 → 後半失速、怪我人増加
    今季:前半不安定 → 今、明らかにコンディション上昇

    選手のキレ、推進力、強度。
    全員が上向いている。

    CLストレートインも懐疑的だった時期から、
    優勝を現実的に語れる状態まで来ている。



    総評:完成度は高い。だが3点では足りない

    内容は極めて良い。
    だがxG6.24で3得点は異常。

    これは今後、必ず修正が必要。

    それでも確実に言えるのは――

    今のバルサは試合中に修正し、押し切れるチームになっている。

    あとは守備の整備と決定力。
    ここが整えば、このチームは本当に強い。
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    Culeのタケチッチ

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