• CLラウンド16.1レグ
    試合結果:ニューカッスル1-1バルセロナ
    得点者:バーンズ(86分)、ヤマル(90+6分)

    UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16。
    ニューカッスル対バルセロナの1stレグは1-1のドローで終了した。

    内容だけを見れば、試合はほぼ90分間ニューカッスルのペース。
    それでもバルセロナはラミン・ヤマルのPKで土壇場に追いつき、カンプノウでの2ndレグへ望みを繋いだ。

    完全に押し込まれた試合だったが、結果としては限りなく負けに近い引き分け、しかし極めて価値のある1-1と言える。



    ニューカッスルのトランジションに飲まれた前半

    前半のバルセロナは、ほぼ何も上手くいっていなかった。

    ニューカッスルは
    • 素早いトランジション
    • 強度の高いデュエル
    • コンパクトな守備ブロック

    この3つを徹底し、試合のテンポを完全に支配していた。

    バルサはボールこそ保持するものの、
    • 動き出しが少ない
    • 裏抜けが少ない
    • プレスも緩い

    という状況になり、相手の守備ブロックを崩すことが出来ない。

    その一方でハイプレスが機能していないため、
    高い最終ラインの背後を何度も突かれる展開になった。

    瞬間的には良いプレスや裏抜けも見られたが、
    連続性と継続性がない。

    結果として

    ニューカッスルのトランジションゲームに付き合わされる前半

    となった。



    右SBアラウホが抱えた構造的問題

    この試合で特に影響が大きかったのが右サイドだった。

    右SBに入ったロナルド・アラウホは守備力こそ高いものの、
    攻撃面では本職SBとは明確な差がある。

    特に問題になったのが

    ヤマルのサポート不足。

    通常であれば右SBは
    • オーバーラップ
    • インナーラップ

    などでウイングのマークを外す役割を担う。

    しかしこの試合ではそれがほとんど見られず、
    ヤマルが完全に孤立する形になった。

    ここは

    ジュール・クンデ不在の影響を最も感じたポイントだった。



    ペドリという異質な存在

    この試合で唯一、安定して違いを作っていたのはペドリだった。

    ニューカッスルは
    • 強烈なプレス
    • アグレッシブな寄せ

    で中盤を制圧しようとしていたが、
    それでもペドリは簡単にボールを失わない。

    身体能力で対抗するのではなく
    • テクニック
    • 体の使い方
    • 判断の速さ

    でプレスを回避する。

    その姿はまさに闘牛士のようだった。

    フィジカル重視の現代サッカーの中で、
    ペドリのように

    技術と身体操作で違いを作る選手は極めて貴重な存在だ。



    ペドリ交代後に起きた「カオス」

    しかしそのペドリが交代すると、試合は一気に崩れる。

    この時間帯のバルサは

    完全にボールを持たされている状態だった。
    • 展開できない
    • プレス回避できない
    • 中盤で詰まる

    そしてニューカッスルの狩り場へ誘導され、
    案の定ボールを奪われる。

    その流れの中で86分、
    ハーヴィー・バーンズのゴールでついに失点。

    試合内容を考えれば、
    ある意味必然のゴールだった。



    キャプテン・アラウホの判断

    さらに気になったのは失点シーンでのアラウホの対応だった。

    守備に戻る場面で
    • ジョギングで帰陣
    • ポジションに戻らない
    • 中央でフワッとした立ち位置

    という状況になっていた。

    右SBという不慣れなポジションであることは理解できる。
    しかしこの場面に関しては

    擁護するのが難しいプレーだった。

    キャプテンとしては、
    やや軽い対応だったと言わざるを得ない。



    それでも最後に生まれた中央突破

    それでも試合は最後に動く。

    終盤、ニューカッスルにも疲労が見え始めた瞬間、
    この試合で初めてと言っていい形で

    中央突破

    が生まれた。

    そこから得たPKを
    ラミン・ヤマルが冷静に決め、試合は1-1。

    内容を考えれば

    奇跡に近い同点弾だった。



    限りなく負けに近い引き分け

    この試合は90分間、
    ニューカッスルの得意な展開に付き合ってしまった試合だった。

    それでも
    • アウェー
    • CLノックアウト
    • 劣勢の試合内容

    という条件を考えれば

    1-1は十分すぎる結果。

    限りなく負けに近い引き分けだが、
    2ndレグへ希望を残すドローになった。

    しかもニューカッスルは
    • ヴォルトマーデ
    • ギマランイス

    という主力を欠いた状態だった。

    それを考えると、
    このチームのポテンシャルは恐ろしい。



    すべてはカンプノウの2ndレグへ

    それでもバルセロナにとって救いなのは

    2ndレグがカンプノウで行われること。

    ホームでは試合の流れも大きく変わる。

    この90分の内容を見る限り、
    修正すべきポイントは明確だ。
    • プレスの連続性
    • 裏抜けの増加
    • サイドサポート

    これを改善できれば、
    まだ十分に巻き返しは可能だ。

    この試合は苦しい90分だった。

    しかし最後に残ったのは
    ヤマルが繋いだ希望だった。
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    Culeのタケチッチ

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